ひっそりとした日記です。生きていきたいの叫び。

光の方へ

心の治療を始めてからもうすぐ半年くらいになる。

貰った薬はかなり効いた。驚いた。普通の人ってこんなに軽い気持ちで過ごしているのだろうか。いや、みんな飲んだ方がいいんじゃない?と思わず勧めたくなるくらい「どん底」がなくなった。あんまり良いので「おすすめコスメ」くらいのノリで紹介しそうになる。

 

心が安定、むしろちょっとうわずったような心で過ごしていたけど、ひさしぶりに「私に人生はまだ早かったか」と思った。落ち込んだ。影響される必要はないよというのもわかっているし、何を友達でも知り合いでも何でもない人間の死に様に、と思う。

良し悪しは置いておいて、無事に遂げられて良かったじゃないかとも思う。あちらの世界のことは知らないが、ひとまず現世の苦しみからは逃れられたのだ。けれども。

六十を過ぎても人生は過酷で苦しいのか、その孤独を耐えかねるのか。自ら赴く死が暖かいのか、そこまで自信をなくすほど打ちのめされてしまうのか。厳しすぎる。

絶望の淵はすぐそこにずっとあって、いつでも私たちを暖かく包み込もうとしてくる。

それがいかに魅力的かというのはみんなが知るところだ。

隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しい。

 

私は光の方へ行くことを選んで、今のところ振り返ることなく歩んでいる。

 

 

光の方へ

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